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2024.06.19

To不定詞の副詞的用法

こんにちは。学習塾いろはです。
今回は、To不定詞の副詞的用法についてお話します。

副詞的用法には、「~するために」「~して」2つの訳し方があります。順番に見ていきましょう。

1.「~するために」

(例)「私はサッカーをするために公園に行きました。」

まず、「~するために」という日本語があるので、to不定詞の副詞的用法だなと考えます。そして、「サッカーをするために」をかっこでくくります。すると、
「私は(サッカーをするために)公園に行きました。」となります。そこで、まず「私は公園に行きました。」を英語にします。
すると、I went to the park.となります。最後に、かっこでくくった部分を英文の最後に付けます。「サッカーをするために」はto play soccerなので、答えは、
I went to the park to play soccer.となります。

①「~するために」という部分をかっこでくくる。
②かっこでくくっていない部分を先に英語にする。
③最後に「~するために」の部分を英文の最後にくっつける。

基本的にこの流れを覚えておけば大丈夫です。ちなみに、to play soccerは文の最初に持ってきてもかまいません。
To play soccer, I went to the park.

もう一つ、覚えておきたい使い方があります。それは、Whyで尋ねられた時です。今までは、Because+主語+動詞(「なぜなら~だからです」)で答えていましたが、それだけではうまく答えられない時があります。

(例)A:「あなたはなぜ図書館に行ったのですか?」 ― B:「本を読むためです。」
この場合、Bさんの答えは「本を読むためです。」となっているので、Becauseで答えるとややこしくなりそうです・・・そこでto不定詞の副詞的用法を使って答えることができます。

A:Why did you go to the library? ― B:To read books.

Bさんの答え方は、あまり見慣れていないので不自然な感じもしますが、Whyの答え方としてはよく出てくるので覚えておきましょう。

~point~
Why ~? 「なぜ~なのですか?」
①Because+主語+動詞. 「(なぜなら)~だからです。」
②To+動詞の原形. 「~するためです。」


2.「~して」

副詞的用法には「~するために」の他に、「~して」と訳す場合があります。これに関しては、熟語として覚えておいた方がいいでしょう。
以下、~のところには動詞の原形が入ります。

①be happy[glad] to ~ 「~してうれしい」
②be sad to ~ 「~して悲しい」
③be surprised to ~ 「~しておどろく」
④be excited to ~ 「~してわくわくする」
⑤be sorry to ~ 「~して申し訳なく思う、~して残念である」

このように、感情を表す形容詞といっしょに出てくることが多いです。(基本的に、感情を表す形容詞の後の不定詞は「~して」と訳して問題ありません。)

前述しましたが、副詞的用法は不定詞の中でもそんなに難しい分野ではありません。余談ですが、英語が苦手な生徒の多くは、「~するため」で覚えてしまいます。これでは、形容詞的用法との区別がつきません。「~するために」としっかり覚えましょう。


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