ブログ

2023.09.23

疑問詞が主語になるパターン

こんにちは。学習塾いろはです。

今日は疑問詞が主語になるパターンについてお話します。

What did your mother cook for dinner?「あなたのお母さんは夕食に何を作りましたか。」
という疑問文があるとします。「カレーを作りました。」と答える場合、
She cooked curry and rice.とします。
疑問文の主語を代名詞に置き換えるのがポイントです。

では、この場合はどうでしょう。
What makes Ken happy?「(直訳すると)何がケンを幸せにしますか。」
「音楽を聞くことです。」と答える場合はどうすればいいでしょうか。
答えは、
Listening to music does.となります。
最初の例文と答え方が変わっています。なぜこのような答え方になるのでしょうか。
最初の例文では、your motherが疑問文の主語なので、代名詞のsheに置き換えました。しかし、この例文では、Whatという疑問詞が主語(何が)になっています。つまり主語を聞かれているので、代名詞に置き換えることができないのです。このように疑問詞が主語になる場合は、特殊な答え方をする必要があります。主に2つのパターンに分けられますので、順番に見ていきましょう。どちらも答えの日本語が「~です」となっていることに注意してください。

①疑問詞の後ろにbe動詞・助動詞が来る場合・・・be動詞や助動詞をそのまま使います

What is on the desk?「机の上に何がありますか。」
― The  pen is. 「ペンです。」

Who can run the fastest in your class?「あなたのクラスで誰がいちばん速く走ることができますか。」
― Takashi can. 「タカシです。」

②疑問詞の後ろに一般動詞が来る場合・・・do,does,didを使います。
※疑問詞は3人称単数形なので一般動詞の後ろにsをつけます。
※現在形なら、doやdoes、過去形ならdidを使います。

Who gets up the earliest in your family? 「あなたの家族で誰がいちばん早起きしますか。」

― My mother does. 「私の母です。」

What made you happy? 「(直訳すると)何があなたを幸せにしましたか。」

― Playing the guitar did. 「ギターを弾くことです。」

余談ですが、ここで使うdo,does,didは一般動詞の代わりに使っている動詞なので、代動詞と呼ばれます。代名詞の動詞バージョンだと思ってください。

いかがでしたか?このように疑問詞が主語になるパターン(whatとwhoのみ)では、特殊な答え方をする必要があります。疑問文を見て何が主語になっているかを見極める練習をしてください。なんでもかんでも、It's~で答えないようにしましょう。
特に上位の高校を狙う生徒は絶対に習得しておいてください。

ページトップへ