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2023.07.03
現在完了進行形
こんにちは。学習塾いろはです。
今回は「現在完了進行形」についてお話します。
「現在完了進行形」は今までは高校で習っていた文法なのですが、教科書の改訂により中学校で習うようになりました。そして、現在完了の継続用法と区別がつかない生徒が増えていますので、違いを説明したいと思います。
以前のブログにも書きましたが、現在完了の基本的な考え方は、「過去のある時点から現在まで、その動作・状態が続いていることを表す」ということです。下の例文を見てみましょう。
(例)I have played soccer for three years. 「私は3年間サッカーをしています。」
この例文は、現在完了の継続用法で、「私は3年前にサッカーを始めて、そして現在もサッカーをしています」という解釈になります。ここで注意してほしいのが、「サッカーをしています」という日本語です。これは、「サッカーをする習慣がある」ということなのです。この「習慣」という言葉が、現在完了進行形との違いを理解するうえで大きな意味を持っています。このことをふまえて、次の例文を見てみましょう。
(例)Ken has been playing soccer for three hours. 「ケンは3時間(ずっと)サッカーをしています。」
この例文は、[have been ~ing]の形なので、現在完了進行形ですね。そして最初の文と同じように「サッカーをしています」という日本語があります。ではいったい何が違うのでしょうか。最初の例文でも説明したように、現在完了の継続用法では「習慣」を表しますが、現在完了進行形では「今現在もその動作をしている」という意味を表します。つまり、「3時間前にサッカーを始めて、今現在もサッカーをしている」という意味になるのです。ということは、「ケン」は3時間ずっとグラウンドで走り回っているのでしょうね。
以上を簡単にまとめると・・・
・現在完了の継続用法→「過去のある時点から今現在もその習慣がある」
・現在完了進行形→「過去のある時点から今現在もその動作がずっと進行している」
日本語訳だけではわからなかったことも、どんな意味合いが含まれているかをしっかり理解すれば、日本語に惑わされることもないと思います。以上の内容をふまえて、今一度、学校のワーク、プリント、問題集などで確認してみてください。きっと、スーッと腑に落ちると思います。
では最後にこの例文・・・何がおかしいか、もうわかりますよね・・・笑
I have been playing soccer for three years.