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2022.11.25

現在完了

 こんばんは。学習塾いろはです。
今回は中学3年生で習う現在完了についてお話します。

現在完了は<have+過去分詞>で覚えている生徒もたくさんいますが、そもそも現在完了とはどのような文法なのでしょうか?
現在完了とは、「過去のある時点から現在まで、その動作・状態が続いている状態」を表します。例えば、3日前に雨が降り始めて、今現在も雨が降っているというのを表すときに現在完了を使います。
It has been rainy for three days.が正解です。(※since three days agoは微妙です・・・)

では、現在の文と過去の文との違いは何でしょうか?
<現在>It is rainy now.
当たり前のことですが、現在形の文は、現在のことにしか触れられていません。「今、雨が降っている」というだけで、過去のことについては何もわかりません。

<過去>It was rainy three days ago.
よく勘違いされますが、過去形の文は過去のことにしか触れられていません。つまり、現在雨が降っているのかどうかは分からないのです。

受験生の悩みの一つに、現在完了の完了用法と過去形の違いがわからないというのがありますが、この考え方で解決できます。
<過去>I did my homework one week ago.
<現在完了>I have done my homework.

過去形の文は、「1週間前に宿題が終わった」ことだけを表しています。1週間前には宿題は終わったけれど、もしかしたら、2日前に新しい宿題が出されたかもしれません。つまり、今宿題があるのかどうかわからないのです。過去形の文は過去のことにしか触れられていないのでしたね。
一方、現在完了の文は、「宿題が終わった(そして今もその状態が続いている)」ということを表しますので、今現在宿題はないということになります。現在完了を訳す時に、この(そして今・・・)という考え方が非常に重要になってきます。現在完了はその名の通り、現在のことを表します。日本語に惑わされてはいけません。
過去形の文と完了用法の文は日本語が似たような感じになって区別がつきにくいと思いますが、それぞれの文がどの時制を表しているかがわかれば、より理解しやすくなりますね。

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